六角堂(海2)

六角堂

花貫渓谷(吊り橋)

花貫渓谷→野口雨情記念館→野口雨情生家→五浦美術館→六角堂→五浦観光ホテル(海鮮丼、大観の湯)
北茨城を満喫しました。

とても素敵な旅でした。茨城の観光地はあまり知られていないけれど、穴場的な良さがあります。
一番良かったのが、六角堂。
入場料がかかりますが、行く価値あり。
岡倉天心が作ったものです。
「アジアは一つなり」と書かれた大きな石碑があります。
後の世代に、重くのしかかる深い言葉だと思いました。

六角堂(海)

五浦美術館(いつうらびじゅつかん)年間パスポートも販売されていました。
確かに、ここで海を見ながらゆっくりとした時間を過ごせたらリラックスできると思いました。

美術品より、雰囲気の方が素敵な美術館です。

五浦美術館

花貫渓谷(不動の滝)

今年は、足立美術館でも横山大観に触れ、
彼の志を知る機会がありました。
「己が貧しければ、そこに描く富士も貧しい」
「人間ができてはじめて絵ができる」
「良い絵とは、ああっと言うだけで、ものが言えなくなるような絵だ。どうだこうだと言える様な絵、言いたくなる様な絵は大した絵ではない」
「金もうけされるのも結構だが、このへんでひとつ世の中のためになるようなこともやっておいたらどうですか」

美術の世界では、当時、大観のようなぼやっとした描写をする絵は不評だったそうです。
それでも、ぶれずに描いているうちに認められるようになっていった。

はっきりと描かれた絵に比べると、大観が描いたぼやっとした絵には、
見るものの気持ちをプラスさせることができる。そんな風に思いました。

大観の絵をずっと見ていると、引き込まれていく。
一度ぼやっとした絵に引き込まれてしまうと、
隣に展示されているはっきりとした絵を拒絶したくなってしまう・・・・ようにも思えました。


岡倉天心、横山大観、野口雨情と、大きな仕事をする人たちはつながっている・・・・

そんなことを思う旅でした。

五浦観光ホテルの「大観の湯」は露天風呂が最高に素敵で、水平線が広がっています。
海を見ることができる昼間の時間に入ることをお勧めします。
「レストラン椿」で食事をすると、お風呂の代金が200円引きになります。
通常、日帰り湯は1000円。
海鮮丼は、少し高めの1800円くらい。
最高においしいというわけではありませんが、
甘さから鮮度を感じる海鮮丼でした。